金沢区・磯子区 社会
公開日：2022.07.14
心を癒す犬との交流
ドッグセラピーを地域へ
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犬と触れ合う利用者たち
犬を撫でながら「かわいい」「また来てね」と楽しそうに話す利用者たち――。ドッグカフェ「のあのあ」（金沢区釜利谷東）で、昨年から月１回、ドッグセラピーが行われている。
ドッグセラピーとは、犬との関わりを通じて生活の質を高める取り組み。訓練を受けたセラピードッグとセラピストが、病気や障害のある人、高齢者などに寄り添って交流する。
就労継続支援Ｂ型事務所の同所は、知的障害のある利用者が小物制作やカフェでの接客などに取り組んでいる。ドッグカフェやドッグランのサービスを提供していることもあり、一般社団法人アニマルセラピーこころサポート協会（藤沢市）に協力を依頼してセラピーを企画。最初は犬に触ることができなかった利用者も、回数を重ねていくと徐々に触れ合えるようになったという。同所を運営するＮＰＯ法人いーぷらすの上原陽子理事長は「犬と触れ合うことで、ちょっとでも癒しを感じてもらえればと始めた。通所が難しかった子でも、セラピーの時は楽しみに来てくれることもあった」と話す。
これまでは利用者を中心に、障害のある子どもと保護者を招待してきたが、今後は地域への拡大を模索中。上原理事長は「より多くの人が犬と気軽に触れ合う機会を作れたら」と話し、ケアプラザのデイサービス利用者に向けた展開も企画している。
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