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金沢区・磯子区 スポーツ

公開日:2023.09.28

世界王者がモルック指導
たきがしら会館で体験会

  • 参加者に見本を見せる河野さん(右)

 磯子区のたきがしら会館で9月23日、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の体験会が開かれた。

 モルックは円柱状の棒を投げ、スキットルという数字が書かれた木製のピンを倒すスポーツ。倒れた本数などから得点を加算し、先に50点ぴったりにすると勝利となる。投げる棒は軽く、ルールも簡単であるため、老若男女問わず楽しめるスポーツとして磯子、金沢区内でも少しずつ広がっている。

 今回は世代を問わず、気軽に競技を楽しんでもらおうと、同館が横浜市スポーツ協会と(株)ベースボールプランニングの協力を得て企画。2020年8月に開催されたオンライン世界大会で優勝した河野靖信さんがゲストとして参加した。

 体験会は二部制に分かれて実施。河野さんが簡単に競技やルールについて解説した後、参加者も一緒にゲームに挑戦した。第一部は初心者から経験者まで8人が集まり、2人1組のチームに分かれて体験。初めはスキットルに当たらない人も回数を重ねる毎に上達し、盛り上がっていた。

 「奥も深いので、生涯楽しめるスポーツ。誰にでも日本一や世界一になれるチャンスがある」と河野さん。この日初めてモルックに触れたという女性は「思っていたよりまっすぐに飛んでくれないし、力加減も難しかった。でも、その分当たった時はうれしい」と話した。同館では今後、定期教室などの企画を検討していくという。

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