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金沢区・磯子区 社会

公開日:2023.11.30

六浦西地区
米軍施設敷地で防災訓練
広域避難場所の池子用地

  • 赤いテープで区分けした場所に集まる参加者たち

 金沢区六浦町の米軍施設「池子住宅地区及び海軍補助施設(横浜市域)の飛び地」で11月18日、地域住民らによる防災訓練が行われた。

 同所は横浜市と逗子市にわたる米軍施設で、横浜市域は2004年の日米合同委員会において返還方針が合意されている。金沢区内11カ所が指定されている広域避難場所の一つで、地震に伴う大火災が多発した際の避難場所でもある。しかし、現状では米海軍の管理下にあり、フェンスで囲まれて入口が施錠されているため発災時にすぐに利用できない状況だ。

 そこで、地元の六浦西地区町内会連合会(相川元治会長)が主催し、いざという時に備えた訓練を企画。地域住民や行政関係者など、合計約90人が参加した。会場では住民から行政への電話での開錠依頼から、開錠までの手順を確認。参加者たちは敷地内へ入ると、避難時を想定してテントや発電機・投光器の組み立て、避難するスペースを確認するための区分けを行った。

 相川会長は「この場所に入ったことがない人も多い。どんな場所か、どの程度の広さかを確認できただけでも大きい。緊急時に備えて、今後もできる限りのことをやっていく」と話した。

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