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今月のきもの 2月13日から28日まで 春色のきもの展「藍と桜」 しなやかな手仕事
金沢文庫のきもの処志まくらは、2月13日から28日まで「春色のきもの展」を開催する。店主の島倉さんに話を聞いた。
「鎌倉時代は濃紺の色目は褐色(かちいろ)といわれていて、「勝」に通じることから、藍色は武家に愛好されておりました。江戸時代に入りますと、木綿の普及にともない、京都市中に藍染め屋が250軒もあり、庶民にも多く藍染めの着物が普及されてきたと思われます。明治になって合成藍が輸入されるようになり、天然藍の使用は急激に減少してしまいました。そんな中、今なお天然藍を大切に守り続けている職人がおられます。当店では人間国宝・故松原定吉の孫の松原孝司さんや大澤石雄さんの「天然灰汁発酵建て藍染」をご案内させていただいています。
今回特別企画として安藤広重晩年の代表作「雪月花」の一つ、ここ金沢区が描かれた「武陽金澤八勝夜景図」を展示します。版画を細く細く糸状にして袋帯に織り上げました。現在京都西陣でも製作が困難になりつつある技法です。春・夏に着られる藍染のきものと袋帯をぜひご覧ください」
■きもの処「志まくら」【電話】045・784・8179
![]() 和紙と糸を織り込んだ「袋帯」
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志まくら
金沢区泥亀1-17-8
TEL:045-784-8179
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