横浜市の今年度予算で新たに図書サービスへのアクセス性の向上に1500万円が計上された。地区センター等身近な施設との連携による新たな図書取次拠点の設置に向け、物流への影響等を調査・検討する。
現在市内で図書取次サービスを実施している場所は12カ所。市の統計によると、2021年度の図書取次サービスの利用者数は24万6030人、貸出冊数は40万6236冊、返却冊数は62万71冊、22年度は29万8368人、貸出52万6779冊、返却78万943冊、23年は30万977人、貸出53万9212冊、返却79万6048冊。いずれも前の年より増加している。
来年度以降の予定
人口当たりの図書館の数が少ないとの意見から、より図書サービスにアクセスしやすい環境を作る目的で実施。滞在できる身近な施設として地区センター等が候補として挙げられている。拠点の数や規模、立地などは、予算などの状況をふまえ調査・検討を進める。市の担当者によると、増設等に取り掛かるのは来年度以降の予定。
昨年3月には市民や有識者の意見を取り入れながら図書館の方針を定めた「横浜市図書館ビジョン」が発行された。また今年3月29日からは、ららぽーと横浜=都筑区=で新たな図書取次所「つづきの本ばこ」が開設されるなど、図書サービスのアクセス性向上への取り組みが進んでいる。
取次所では、オンラインで予約した市立図書館の図書の貸出・返却などができる。貸出期間は2週間、1人10冊まで(予約は6冊)。
市の担当者は「市民の皆様が普段利用している施設でサービスが受けられるよう準備を進めている。取次拠点に実際に足を運び図書を手に取ることで、知識の海におぼれていただきたい」と話す。
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