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金沢区・磯子区 社会

公開日:2025.06.26

金沢区
幸せ育み、心地よいまちに
25年度の運営方針を公表

 金沢区はこのほど、2025年度の区政運営に向けた目標や施策などを定める「運営方針」を公表した。区の職員から意見を募り、基本目標を10年ぶりに変更。「しあわせ育む 金沢〜私らしく心地よいまち〜」と定めた。目標達成に向けた施策には「子ども・子育て」「福祉保健の推進」「暮らしの安全・安心」「まちの魅力づくり」「グリーン施策・脱炭素」の5つを掲げた。

 「子ども・子育て」では、高校生や大学生を対象に仕事と家庭の両立について考えるきっかけとなるライフデザインセミナーを実施。「福祉保健の推進」では、「第4期金沢ささえあいプラン」を推進するとともに、26年度から始まる第5期計画を策定する。「暮らしの安全・安心」では、金沢防災えんづくり事業に継続して取り組み、地域防災拠点におけるプライバシーの確保など男女ニーズの違いを踏まえた運営に関する研修を実施する。

 「まちの魅力づくり」では、子どもたちの意見や提案をまちづくりに活かすためのアイデアを募集する「金沢子どもの夢プロジェクト」を実施。区役所や専門家が助言を行いながら事業化する。

 「グリーン施策・脱炭素」では、金沢文庫駅西口に、賑わいや憩いの場として「寄り道(よりみち)×Kanabun(かなぶん)」を整備する。また、保育園や小学校で、生ごみからたい肥をつくり作物を育てる「土壌混合法」の体験学習や、商業施設などでの実演を行う。同区区政推進課の木村厚朗課長は「誰もが幸せを育める、心地よいまちを目指したい」と話した。

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