地球環境美化活動で顕著な功績があったとして、洋光台在住の大津珠子さん（83）が環境大臣表彰を受賞した。６月８日に行われた表彰式に出席した大津さんは「全国規模でこのような賞を頂きうれしい」と喜びを語った。

　地球環境美化功績者表彰は、長年、地域環境保全や地球環境美化活動で特に顕著な功績があった人や団体に対して６月の環境月間にあわせ行われる環境大臣表彰。

会長を歴任

　大津さんは、洋光台４街区自治会長を17年間、磯子区環境事業推進委員を１９８４年から30年以上務めている。２０１１年から４年間は、磯子区環境事業推進委員連絡協議会の会長も歴任。現在も洋光台地区会長を務め、洋光台地区での正しいごみ出しの早朝啓発や、集積場での清掃などを通して地域の美化や清潔の保持に取り組んできた。昨年には、横浜市長表彰として環境事業推進委員の永年30年表彰を受けていた。

　また、３Ｒ応援隊のメンバーとして、保育園や幼稚園などで環境やごみの分別などの紙芝居披露や読み聞かせを行い、園児など子どもたちに環境への意識啓発を行っている。今回、これらの取組が評価されての受賞となった。

　大津さんとともに活動する、市資源循環局磯子事務所の原正義所長は「おそらく、磯子区からこの大臣表彰を受賞したのは初めてではないか。大津さんの長年の活動や功績が認められて私たちもうれしい」と話した。

　大津さんは、「街をきれいにしたいという思いでこれまで活動してきた。小さなことの積み重ねが評価されたと思うので、これからもコツコツと活動していきたい。また、若い世代の方々にも取組を伝えていきたい」と受賞を振り返った。