汐見台自治会連合会(岡道子会長/約3000世帯)が6年連続無火災を達成したことを受け7月19日、「市民防災の日」磯子区推進委員会・委員長の小林正幸区長から表彰を受けた。6年連続は、表彰制度が始まった1995年以降、区内で初となる。
横浜市における連続無火災表彰基準は、世帯数ごとに達成期間を設定。同会が該当する5千世帯未満では、2年間で「市民防災の日」推進委員長表彰、その後1年経過ごとに消防局長、横浜市長と続く。
同会では2010年7月2日の火災以来、無火災を継続。12、13、14年にそれぞれ表彰を受けてきた。その後も制度に定められた期間を越えて無火災を継続していることから「市民防災の日」磯子区推進委員会では、独自に6年連続達成の表彰を設定した。
表彰は区連合町内会長会で行われ、小林区長から岡会長に感謝状が贈られた。
過去の火事が教訓に
岡会長は6年間無火災の理由について「地域のみなさんの意識と努力のおかげ」と話す。集合住宅の多い汐見台地区では、一件の火災が周辺住民に与える影響を強く意識。過去にマンションの一室で住民がドライヤーの電源を切り忘れて外出し火災が発生した際には、消火時に周りの部屋にも水が入るなどしたという。岡会長は「当時の火災が地域でも教訓になっている」と振り返る。
住民意識に加え、同会では自治会長会議を通じて住宅用火災警報器の設置を推進するなど、火災対策に努める。地域で毎週行っているパトロールでも、不審者がいないかや燃えやすいものが落ちていないかの確認を欠かさない。岡会長は「放火など、犯罪抑止につながっていると思う」と話す。
今回の表彰を受け、岡会長は「自治会全体で安全・安心な街を作っていきたい。その中で今後も無火災を継続できれば」と話している。
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