振り込め詐欺を未然防止 違和感覚え女性を説得
港南警察署(大越紳二署長)は8月29日、振り込め詐欺を未然に防止したとして三井住友銀行上大岡支店を表彰。大越署長は感謝状を手渡して協力に感謝した。
7月27日、同行に高齢者の女性が取扱時間ぎりぎりの午後3時前にやってきて「口座を解約したい。孫が急にお金がいる」と話したという。窓口を担当していた杉田樹里亜さんは女性の慌てた様子に違和感を覚え、上司である谷村年恒部長に相談。そこで、谷村さんは警察から支給されている振り込め詐欺チェックシートを使って女性に質問。このシートは該当項目が多いほど詐欺の可能性が上昇するものだが、これにほぼ該当したことから谷村さんは詐欺だと確信。女性を説得し、警察に通報して被害を未然に防いだ。
谷村さんは「金融犯罪が増えていることで、銀行が守らなくてはいけない範囲も広がっている。我々も勉強し、被害防止に努める」と被害防止への決意を話していた。
同署の大越署長は「振り込め詐欺被害は全国的に増加傾向にある。金融機関は最後の砦。連携して被害を食い止めていく」と話していた。
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