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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2025.12.18

和田・釜台地区社会福祉協議会の会長を務める
播口(はりぐち) 輝二さん
釜台町在住 73歳

みんなつながる地域へ

 ○…10年ほど会計業務に携わり、周囲の推薦で会長に就任した。就任から9年経過するが、まず取り組んだのが、コミュニケーションを深めることを目的とする広報誌『はあとぴあ』の再発行だった。「人と人が分かり合える地域になることが理想」と語り、現在では年2回、自治会に加入する約2700戸に全戸配布する。

 ○…大阪で生まれ、凧揚げや昆虫採集をするなど活発な少年時代を過ごした。中学校では卓球部で汗を流す一方で新聞部に所属。文化祭で学校新聞を制作した。「あの時の知識が今の広報誌発行に役立っているのかもしれないね」。形に残る仕事に魅力を抱き、建築家になることを目指して建築士事務所で知識を深めた。その後はデベロッパー企業に長年勤め、専務まで上り詰めた。

 ○…約35年前に釜台町に居を構えた。故郷は淀川にほど近かったこともあり、中心街から少し離れていて川が近かった点が決めてだった。「緑が残って、周辺住民は心の優しい人ばかり」とにこり。午前中の仕事を終え、喫茶店で好きな読書に没頭するのが至福の時。また、アニメやSF映画を観ることも趣味の1つ。映画館に掲示されているポスターを眺め、鑑賞する作品を決めるのだという。孫とのカードゲームでの真剣勝負も癒しの時間となっている。

 ○…誰でも参加可能な「たまり場」の運営は4年ほど経過。「わだ・かま食堂」は回を重ねるごとに利用者を増やしている。11月には、社会福祉に関する活動が特に優秀であり、他の模範になるものとの評価を得て全国社会福祉協議会から表彰を受けた。「みんなで考え、みんなでつくる『つながる』地域」を掲げ、人と人をつなぐサポートをする活動を今後も続けていく。

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