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港南区・栄区版 公開:2013年10月17日 エリアトップへ

港南区障害者団体連絡会の会長を務め、ふれあいスポーツ交流会を開催する 早坂 由美子さん 港南台在住 62歳

公開:2013年10月17日

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偏見をなくすための勇気

 ○…身体、知的、精神障害など、港南区内の障害者支援の各種団体を取りまとめる連絡会の会長として、10月20日に第32回「ふれあいスポーツ交流会」を開催する。スポーツを通じた障害者と地域住民の交流が狙いだが、高齢化する障害者への配慮と、気軽に一般参加してほしいという思いで、新たに輪投げなど簡単なゲームも多く企画した。

 ○…次男の拓真さん(32)が2歳のころに長男との発達の違いに気付き、知的障害があると知った。それまで障害者との関わりはなく、何からすべきなのかも分からなかったと振り返る。「なんで障害のある子を授かったんだろう、なんて酷いことを考えたことも」。そんな時、児童相談所から地域訓練会「すずな会」を紹介された。同じように子どもの発達に心配のある親と出会い、週1回の勉強会などで「そんなの、うちだって同じよ」と笑い飛ばす仲間に癒された。徐々に「あるがままの息子を受け入れよう」と思えるようになった。

 ○…当時「すずな会」の代表を務めていた関係で、22年前の連絡会発足時からメンバーに。それまで各団体でバラバラだった行政などへの要望の声は連絡会ができたことで大きなものになり、ハード面ではバリアフリー化も進んだ。設立時からのメンバーで、障害者家族という立場であることから推薦を受け、4月に会長職を引き継いだが、地域の意識などソフト面の改善が今後の課題となっている。

 ○…障害児の親として街中での視線に傷ついたこともある。だがある時、前を歩く息子に近所のお年寄りが声をかけ、その女性が「あの子はいつも挨拶してくれて元気をもらうのよ」と教えてくれた。「助けてもらうばかりでなく、自分の力で人の助けにもなっているんだ」と知った。「社会の大半の人は障害者と関わりがなく、知らないから偏見は生まれる。偏見をなくすには勇気を出して知ってもらわないと」。”ふれスポ”準備にも自然と力が入る。

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