学校法人信栄学園「野庭聖佳幼稚園」で７月16日、故・川畑充子（あつこ）名誉園長を偲ぶお別れの会が行われた。
川畑名誉園長は１９７５年に同園を開設。それより以前に開設されていた同法人の「聖佳幼稚園」（横須賀市）とともに、長年にわたり理事長と園長を務めたが、昨年から体調を崩し、今年１月に89歳で逝去した。
当日は園児１７０人と職員をはじめ、保護者や関係者が出席し、最初に全員で聖歌を斉唱。石塚薫子理事長・園長は「お友だちと仲良く、良いことは最後まで続ける、嘘はつかない、学校ではお勉強をたくさんするなど、たくさんのことを川畑先生は教えてくれた。天国で見守ってくれている川畑先生の教えと伝統を、これからも守り続けたい」と伝えた。
代表園児２人のあいさつ後には、献花が行われた。出席者らは川畑名誉園長の遺影が飾られた献花台に白いカーネーションを手向けると、深々と頭を下げてお祈りしていた＝写真。
88年卒園の女性は「川畑先生は思いやる心を大切にしていた。時に厳しかったけれど、いつもニコニコしていた印象がある。教育への熱い思いがある方だった」と思い出を語っていた。
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