区内の「からあげ屋トリゴコロ」(港南台5の20の10)がこのほど、全国の唐揚げ店人気投票企画「第7回からあげグランプリ」に出場し、「白黒からあげコンビ」で東日本味バラエティ部門金賞を受賞した。
同企画は(一社)日本唐揚協会が年に1度実施しているもので、同協会による審査の後、ネットを使った約2カ月半の投票で全11部門の金賞、最高金賞を決定している。今年は全国から670店がエントリーし、160店が本選に進んだ。
名産を取り入れ悲願
同店は14年、15年も同グランプリに出場。モモ肉をたまり醤油につけこんだ人気メニュー「黒からあげ」で臨んできたが、受賞には1歩届かず、悔しい思いをしてきた。
3度目の正直となった今回、同店の加賀屋寿文店長は地域の名産に着目し、新商品開発の試行錯誤を重ねたという。そしてたどり着いたのが湘南シラスを使った和風だしの「しらすとりからあげ」。従来の黒からあげとの合わせ技で出品し、初の金賞を掴んだ。金賞は他に6店あったが、横浜市の店舗としては初だという。「『唐揚げ界』ではこの上ない栄誉。嬉しいというより驚きが大きい」と加賀屋店長は喜びを語った。
次は「ガチあげ!」
また今年は同メニューで、上永谷駅の系列店「炭火焼居酒屋トリゴコロ」として、横浜の商店街揚げものナンバーワンを決める「ガチあげ!」(主催・横浜市商店街総連合会)にもエントリーしている(4個400円)。予選人気投票の開始を6月1日に控える中、「この勢いで、『ガチあげ!』でも1位の金賞を手にしたい。地域の皆様にも応援していただけたら」と加賀屋店長は意気込んでいる。
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