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港南区・栄区 社会

公開日:2018.02.22

「世界の識字率向上を」
仁科さんら各国大使へ訴え

  • 冊子を手にする仁科さん

 大使館や国連機関への取材を通じて世界各国の文化や課題を発信している港南区丸山台の「インターナショナルスクールネットワーク」。中学生から大学生までの女子15人からなる同団体がこのほど、途上国の識字率向上を呼びかける冊子を完成させ、国際機関などへの配布を開始した。

 「世界を平和にするには」――。取材の中で大使らに質問を投げかけると、返ってきたのは「読み書きする能力を皆が身につけること」だったという。中心メンバーの仁科まどかさん(19)は「それがネックとなり、途上国の子どもたちの将来の選択肢が狭まってしまっている現状がある」と話す。

 識字率向上のために各国のリーダー育成や各国議会での法案提出、企業への協力依頼などをプロジェクトとして考案し、1冊にまとめ上げた。編集に当たってはこの春から国際刑事裁判所(オランダ)の裁判官を務める予定の赤根智子さんからもアドバイスをもらい、激励を受けたという。

 「若い人たちにもっと国際問題に目を向けてもらえたら」と仁科さん。メンバーも募集中で、問い合わせはインターナショナルスクールネットワーク(【電話】045・845・5534)へ。

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