在宅中でも泥棒にご用心――。栄区内で「忍び込み」と言われる手口の侵入盗が集中的に増えている。栄警察署では「戸締りの徹底」を市民に呼びかけ、警戒を強めている。
就寝中に忍び込み
住宅を狙った侵入盗の手口には、住人の不在時を狙って侵入し金品を盗む「空き巣」、住人が在宅し食事をしたりテレビを見ていたりしている隙に侵入し金品を盗む「居空き」のほか、住人の就寝時に侵入し金品を盗む「忍び込み」がある。
犯人にとって在宅中に侵入するのはリスクがあるが、確実に財布やカードが自宅にある時間帯を狙えるため「忍び込み」の手口は全国でも少なくない。
県下1割、栄区集中
栄警察署によると、栄区内で発生した「忍び込み」による被害は今年に入ってこれまでに10件。
特に3月に入ってから相次ぎ、栄区の全域で発生している。
県内では今年に入って同様の「忍び込み」が約100件発生。約1割が栄区内に集中して発生したことになる。
狙われやすい無施錠
栄区内で多く狙われているのが「鍵のかけ忘れ」という無施錠のケース。
同署生活安全課によると、無施錠の勝手口や窓から侵入されるケースのほか、子どもが最後に帰宅して玄関の鍵をかけ忘れたケースもあるという。2階建て戸建て住宅の2階で就寝中に1階を狙って侵入されるケースが多いという。
家の防犯の徹底を
こうした事態に同署では市民に注意を呼びかけている。町内会自治会の集会で啓発するほか、地元のFM放送で注意を呼びかけ、青色パートロールカーを使った広報活動の協力を呼びかけている。
同署生活安全課では「窓や玄関、勝手口の鍵をかけて雨戸もしっかりと閉めてほしい。(人の動きを感知して点灯する)センサーライトや防犯カメラの設置は有効。ぜひ各家庭でも防犯対策に取り組んでもらえるといい」と話している。
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