還暦を過ぎても軟式野球を楽しんで――。港南区を中心に活動を続ける還暦古希軟式野球チーム「横浜港南クラブ」=写真=が3月21日、港南区体育協会から2018年度の優秀選手(団体)として表彰された。同チームは昨年の全日本還暦軟式野球選手権で準優勝を果たした。
80代のプレーヤーも
60代から80代まで現在40人ほどが所属する横浜港南クラブは1997年の設立以来、「全日本選抜還暦野球選手権」での2度の優勝をはじめ、県や関東にとどまらず全国大会でも多数の実績がある。
活動は港南台南公園での練習や試合など週に2、3日ほど。練習中は互いのプレーに「おい中途半端だぞ」など大きな声を響かせ、緊張感を楽しんでいる様子だ。
横高・Y校のOB多数
その強さの理由の1つは横浜高校や市立横浜商業高校(Y校)、市立南高校など「強豪野球部出身者が多く、チーム全体のレベルを引っ張っている」と監督を務める村田隆雄さん(69)。プロや社会人野球で活躍したメンバーも在籍し、村田さん自身も横浜高校野球部で渡辺元智・前監督の教え子1期生として厳しい練習を乗り越えたという。
だが必ずしもそんなメンバーばかりではない。村田さんは「いいチームを作ることが第一。勝つことだけだと、ヘタだのなんだのと雰囲気が悪くなる。せっかく還暦を過ぎて知り合って、みんな野球が好きなんだから、楽しいほうがいい」と語る。実際に横浜港南シニア軟式野球連合会(YKS)のリーグ戦は多くの選手が出場することに主眼が置かれているという。
チームへの問い合わせは西田さん(【携帯電話】080・6725・3241)へ。
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