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公開日:2026.03.06
いせはら芸術花火
初夏の夜空 彩り消える
苦渋の決断で中止に
伊勢原の初夏を彩る風物詩「いせはら芸術花火大会」について、同実行委員会(柏木貞俊委員長)は第12回にあたる2026年の開催中止を決定した。中止を決断するに至った主な背景と概要を取材した。
伊勢原市総合運動公園で例年5月に開催されてきた「いせはら芸術花火大会」。
「伊勢原で花火大会を」「花火で子どもたちに夢と希望を与えたい」という市民有志の思いから始まり、昨年で11回を数えた。
音楽と花火がシンクロする「メロディー花火」や、全国屈指の職人による芸術玉を楽しめるイベントとして親しまれてきた同花火大会。昨年の第11回は、当初予定の5月17日が雨天となり、翌18日に順延して開催された経緯がある。
中止の背景と現状
今回の中止判断の具体的な要因として、全国的な花火大会が直面している課題が挙げられる。近年、多くの地方大会では、警備費や資材費の高騰による資金不足、観客増加に伴う会場の安全確保の難しさ、会場周辺地域の安全面の確保、さらには深刻な人手不足などが運営の大きな障壁となっている。
また伊勢原では、過去には会場の総合運動公園の改修工事に伴い、安全面を考慮して休止を余儀なくされた例もある。柏木実行委員長は、「開催当初から比べて社会情勢が大きく変化してきた。実行委員会も『初心忘るべからず』の自戒を込めて今回中止を決断した」と話す。
さらに「来場者の安全を第一に考えた結果、万全の体制での開催が困難であると判断した」と苦渋の決断に至った経緯を語った。
次のステップへ向け立ち止まる
実行委員会は、次回の開催に向けた体制整備を進めていく方針だという。「組織を見直して次のステップに進むために一旦立ち止まる必要がある」と柏木委員長。今後の再開時期については未定だが、持続可能なイベントとして再生するため、運営体制の抜本的な再構築を目指したい考えだ。
市民主導による同花火大会。チケット販売とは別に、開催にあたり、運営資金の援助やボランティアスタッフ、警察や消防など関係諸団体のさまざな協力のもとで成り立ってきた側面がある。柏木委員長は「『今後も開催を』と応援の声も多く、申し訳ない気持ちはあるがご理解頂きたい」と話す。
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