横浜市体育協会が25日、栄区の豊田小学校(垣崎授二校長)で「ゆるスポーツ」の体験授業を行った。同協会では2年前から任意団体として「ゆるスポーツ協会」を立ち上げ、地域支部としての役割を果たしていく。
豊田小学校はスポーツ庁が全国の自治体に委託する「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント教育推進校」に選定されており、今回は横浜市体育協会の指導のもと、「ゆるスポーツ」の体験授業が行われた。
誰もが楽しめるスポーツを
「ゆるスポーツ」とは年齢・性別・運動神経にかかわらず誰でも楽しめるスポーツを推進する「世界ゆるスポーツ協会」が実施しているもの。「スポーツ弱者を、世界からなくす」というテーマを掲げ、横浜市では2年前に日本で初の地域支部が立ち上がった。
工夫をこらして
今回は4年生と6年生の児童が、レールに乗った台を手や足で漕ぎ、ラグビーボールをトライする「トライトレイン」のほか、柔らかい素材で作られたバルブボールを使った競技の体験を行った。
トライトレインでは児童たちが手や足を使いどれくらいの力で漕げば上手くトライできるかなどを考えながら挑戦し、上手くトライができた時には「ナイストライ!」と元気な声が響いていた。
授業の後半では、手や足がない人が楽しむためにはどうすればいいかという課題が出され、各班で話し合い、さまざまな意見が発表された。
体験した児童は「運動は苦手だけどチームで協力することが楽しかった」と話した。
体育協会の職員は「できないではなく、やってみる発想が大切。何事にも挑戦してほしい」と児童に呼び掛けていた。
港南区・栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>