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戸塚区在住武田さん 「ウィッグでがん患者さん応援」 活動3年、地元サロンが浸透
「抗がん剤で髪が抜けてつらかった。でも、ここのウィッグに出会ってから自信を持てるようになり、笑顔が戻りました」──。そう話す女性を温かい眼差しで見守るのは、戸塚区戸塚町在住の武田さわ子さんだ。武田さんは3年前、がん治療による脱毛や加齢による薄毛等に悩む人に向け、医療向けウィッグ(かつら)を紹介・販売する会社を設立。徐々に女性に浸透してきている。
自身の闘病経験生かす
じつは、武田さんも乳がん体験者。治療による脱毛が始まる前にウィッグを探したが、品質や値段はメーカーによって千差万別。「何が良いのか分からず、髪が抜けると思うと不安だった…」
そんな中、20年以上ウィッグをプロデュースしてきた鍛紀子氏の商品と出会う。締め付け感がなく、形状記憶により時間が経ってもヘアスタイルが維持されつねにおしゃれを楽しめた。冠婚葬祭にも自信を持って参加できたという。「最大のポイントはサイズ調整やシャンプーなどが自分で簡単にできる点。がん患者にとって手入れのために何度も店に足を運ぶのは心身の負担が大きい。本当に救われました」。同時に周囲との交流においてアピアランス(外見)ケアも重要だと気付いたという。
この体験を機に、脱毛に悩む人を支えようと(株)明和企画を設立。地元にサロンを構えて愛用したウィッグを紹介し、「治療中もストレスなく、自信を持って被れるものを」と思いを込める。
現在は多方面からがん患者をサポートしようと、医療関係の講演会やセミナー等へ足を運び知識を培う毎日だ。最近は、同じ境遇の人同士で支え合う「ピアサポート」の取組にも着目。闘病経験を生かして相談者が最適な情報を得られるよう、生活の知恵や相談窓口等の紹介にも力を注ぐ。「私のような経験者に話してもらい、ウィッグだけでなく病気と向き合う一歩を踏み出してほしい」と笑顔を見せる。
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