市会議員 たのい 一雄 市政報告 生命と経済の両立へ今やるべきことを着実に
新型コロナウイルスの影響で各地が疲弊する中、豪雨災害が襲いかかりました。これまで「想定外」とされていたことが近年、次々と起きています。想定外が起きると考え、この難局を乗り越える必要があります。
新型コロナウイルスの脅威は治療薬やワクチンが開発されるまで警戒を緩めるわけにはいきません。今できる手を全て打つことが求められています。市民の健康と生命、地域経済のどちらも守ることが政治の役割です。
メリハリある対策を
地域の企業や商店の皆さんの声を聞けば、横浜の地域経済は大変厳しい状況にあります。オンライン化やデリバリーといった対策に取り組んでいる企業もありますが、全ての企業ができるわけではありません。
3月、4月時点とは異なり、感染リスクに対する対応や認識も変化してきました。プロ野球とJリーグでは観戦も始まりました。地域経済を再生させるためにはメリハリをつけた対策が必要だと考えています。3密を避けるためのテラス営業といった取組も注目されています。市民の皆さんの理解と協力を得ながら、店舗の新たな営業スタイルの支援をしていきたいと思っています。
子どもたちへの支援も急務です。学校の授業も戻りつつありますが、放課後の居場所づくりが必要です。遊びや習い事、クラブ活動などは制限が多く、子どものコミュニティの場が失われています。地域の皆さんの協力と理解を得ながら子どもたちが活躍できる新たな場づくりが必要です。
避難所のあり方検討を
また自然災害への対策も急務です。全国で豪雨災害が頻発していますが、港南区でも昨年、台風と豪雨によって河川が氾濫し、被害が発生しました。大岡川はかつて暴れ川と言われました。様々な事態を想定した対策が求められます。
避難所のあり方については再検討する必要があります。川が流れ、丘陵地が多い港南区では安定した高台の公園や頑丈な建物を避難場所へ活用することも必要です。3密対策としても分散避難は必要です。有事を疑似体験して避難所の運営に取り組む「HUG」といわれる訓練が注目され、マニュアルに頼らない対応が求められています。
今のうちに議論し、対策を立てておかなければなりません。議会でも提言し、安全安心のまちづくりと地域経済の活性化に取り組んでいきます。
田野井一雄
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