港南区の桜岡小学校で9月29日、不動産業を営み、地元に代々ゆかりがある山野井正郎さんが講師となり、同小の6年生児童105人が参加して「上大岡の今・昔」と題した特別授業を行った。
同小6年生は今年度、総合的な学習として「まちのために何ができるか」というテーマで学習に取り組んでおり、そのために地元をよく知る人から話を聞こうと山野井さんを招いたという。
65年ほど前に同小を卒業したという山野井さんは「当時は7クラスあって学区も違っていた」として近隣の南台小や下永谷小、藤の木小、上大岡小が分離していったことを紹介し、当時の学区内で今も変わらないものとして、地元の神社やお寺について話を展開した。
過去に洪水も
また上大岡の街が川の氾濫で何度も洪水に見舞われた過去や、その後に整備された水門を写真とともに紹介。「50年に一度という災害が上大岡でも起きないとは限らないと知っておいてほしい」と呼びかけた。一方で、「昔は大きな金魚池があって、雨の日には逃げ出した金魚をよく捕まえにいった」とエピソードを明かし、それにちなんで各クラスに金魚と水槽を後日プレゼントするサプライズも明かされた。
この日は同小元PTA会長で市会議員の田野井一雄さんも参加し、「来年に桜岡は110周年を迎える。歴史ある学校をみんなにも大事に感じてもらえたら」と語った。
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>