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港南区・栄区 トップニュース社会

公開日:2020.10.15

市営野庭住宅
規制緩和で移動販売実現
「空き駐車場」を有効活用

  • 空き駐車場に止めた販売車で買い物を楽しむ住民ら

 港南区の市営住宅「野庭住宅」で10月6日、買い物が困難な人への支援として、イオンフードスタイル港南台店を営む(株)ダイエーの移動販売が始まった。市営住宅の空き駐車場は増加している一方、従来は条例により活用に制限があったが、規制緩和により可能となった。市内初めての取組としてこのほど野庭住宅のほか市内2カ所でも開始した。



市内初の試み



 従来、市営住宅の駐車場は駐車場以外には使うことができず、住民の自家用車保有率が低下する中で活用が課題となっていた。今年の市営住宅条例施行規則の改正で、駐車場利用を妨げない範囲での福祉車両などの利用が可能となった。



 今回の移動販売もこの制度変更を受けて実現したもの。区社会福祉協議会や区役所、地域ケアプラザも連携し、野庭住宅での販売初日となった6日には予定時間前から多くの近隣住民が販売車の周りに集まった。



 (株)ダイエーは昨年11月から港南区の県営日野団地や栄区の西ヶ谷団地などで移動販売の実績があり、店員も慣れた手つきと明るい声で対応。またお米や飲料といった重い商品は玄関先まで運んでくれるという。同所では今後も毎週火曜日に住宅内の4カ所で約30分ずつ販売を行う。



 野庭住宅連合自治会の木村妙子会長は「階段を下りてくるのがやっとの人もいて高齢じゃなくても助かる。ベンチでも置いて、買い物ついでにおしゃべりも楽しめたら」と話した。

 

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