港南区スポーツ協会(古屋文雄会長)が7月17日、港南公会堂で「子供の心と体の育成〜トップレベルからのメッセージ〜」と題したスポーツ講演会を開いた。同協会の顧問を務める岩間徹医師(岩間整形外科/港南区日野)や元プロテニスプレイヤーの杉山愛さんの母でコーチを務めた杉山芙沙子さんが登壇し、成長期の子どもの育成について語った。
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今回の講演会は子どもの保護者や指導者が対象で、約190人が参加した。メジャーリーグでも活躍した松井稼頭央さんやEXILEの主治医としての実績があり、子どもたちのスポーツ障害と長年向き合ってきた岩間医師は「運動をするにあたってネガティブな気持ちになってしまうと、ケガのリスクも上がる。特に身体ができあがる前の時期は、競技よりもむしろ楽しく『運動遊び』に取り組むことが大事」と語った。
またジャンプ運動の重要性を語り、骨に与える好影響などについて語ったほか、音楽を取り入れた「リズムトレーニング」も身体能力を伸ばすのに有効と話した。
「大人は怒りをコントロールして」
この日の講演会では「アンガー(怒り)コントロール」もテーマに取り上げられた。岩間医師は「子どもの育成でまず大事なことは、指導する大人がその怒りをコントロールすること。無意味に怒鳴ってはいけない」と強調した。
茅ヶ崎市内でテニスアカデミーの校長を務める杉山さんも「こうすべき、というのにギャップがあると怒りにつながる。ただほめるというのではなく、子どもたちの良いところを見て、育てていくことが大事」と呼びかけた。
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