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公開日:2022.09.01

港南区連合町内会
新会長に古屋さん
抱負や区政の課題語る

  • 新たに区連会会長に就任した古屋さん

 港南区内の連合町内会によって組織される港南区連合町内会長連絡協議会(区連会)の会長にこのほど、下永谷連合町内会会長の古屋文雄さん(78・下永谷在住)が就任した。抱負や課題、コロナ禍でのイベント開催の是非などについて話を聞いた。

 港南区連合町内会長連絡協議会は区内15地区の連合町内会の代表者で構成され、区内の各町内会や行政との連携や情報共有を通じて地域の発展を目指す組織。

 古屋さんは横浜商業高校硬式野球部の監督を20年近く務め、同校校長などを歴任。退職した後、66歳で西港南台自治会会長に就任し、今年で12年目を迎える。2017年からは下永谷連合町内会の会長も兼務している。

 古屋さんは港南区について、「豊かな自然と都会の風景を併せ持つ『なんでもある街』」としたうえで、「区全体が少しでも良い方向に向かうよう努力したい。住民の皆さんに誇りを持ってもらえるような、魅力あるまちづくりを目指す」と意気込みを述べた。

「担い手」育成が急務 

 一方で、同区が抱える喫緊の課題として挙げたのが、次世代の地域活動をけん引する「担い手」の不足だ。「地域のことは地域でやるのが基本。次代を担う人材を地域全体で育成するのも我々の使命」と語気を強める。港南区が市の「デジタル区役所」のモデル区であることにも触れ、「若い世代に積極的に地域活動へ目を向けてもらうためにも、ICT(情報通信技術)の導入・活用等によって活性化を図りたい」と展望を語った。

 また、激化する風水害の備えについては「各自治会町内会と防災福祉、医療などの各団体や行政との連携が不可欠」として、地域のネットワークをより強固にしていくことの重要性を説く。

 コロナ禍でのイベント活動については「健康が第一。軽々に考えてはいけない」とする一方、顔を合わせる機会が減って地域関係が希薄になることも危惧。「十分な対策の元で推移を見守りながら、無飲食での開催・規模の縮小・分散型での実施など、工夫を重ねて極力再開していきたい」と前向きな姿勢を見せた。

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