港南区・栄区 トップニュース社会
公開日:2023.02.09
港南区役所
「AI窓口案内」を開始
3月末まで実証実験
デジタル技術で区民の利便性向上や区役所業務の効率化などを図るため港南区役所(栗原敏也区長)は、2月1日からコンピューターがデータを解析するAI(人工知能)技術を活用した窓口案内を開始した。3月末までの実証実験で「AI窓口案内」の有効性を検証していく方針だ。
港南区は「横浜DX戦略」において、「デジタル区役所」のモデル区に選定されており、『あったかデジタル港南』を掲げ、積極的にデジタル化を進めている。
港南区役所は地下駐車場から6階まで約30カ所の窓口がある。1階の有人総合案内には昨年4月から12月の平日1日平均で222件の相談があり、区担当者は「混んでいて並んでいることもある」と話している。そこで、「住民票を取りたい」「婚姻届を出したい」など「AI相談窓口」のマイクに向けて話すことで目的の場所を回答してくれる機械を導入。同機械には600ほどの回答を用意しており「多くの来庁者に使ってもらえば、今以上に有人窓口で丁寧な対応が可能になる」と港南区区政推進課担当者は利用を促す。港南区は3月末まで「AI相談窓口」を設置し、行政サービス案内の有効性を検証する予定。
また、区役所1階区民ホールには2月21日(火)までスマートフォンの基本的な操作やアプリの使用方法等のサポートをする「あったかスマホ相談窓口」を平日に設置。デジタル機器に触れる人の困り事やニーズの把握、サポート体制のあり方などを検証していく。
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