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港南区・栄区 社会

公開日:2025.07.25

港南区・横浜明朋高校
外国出身生徒が着物で川柳
日本文化の体験講座

  • 川柳が書かれた短冊を持つカインテックさん

 港南区の県立横浜明朋高校で24日、着物、川柳などの日本文化を体験する授業が開講され、外国出身の生徒2人と日本人の生徒が参加した。

 同校は全生徒の約2割が外国にルーツを持つ生徒で、国際色豊か。在日外国人の子どもが多く通っているという。

 そこで、数年前から夏季講習の一環として「日本の夏の文化を体験しよう〜江戸編〜」と題した講座を開講。今年は中国出身の王えんさん(1年)と、フィリピン出身のカインテック・カイルさん(1年)、複数の日本人生徒が参加した。

 生徒は着物着用と川柳、俳句、短歌、狂歌を体験。教諭のアドバイスを受けながら王さんは「気持ちいい、楽しかった、学校に来る」、カインテックさんは「はじめてだ、ゆかたをきると、すずしくて、うごきにくいな、いろがすごいな」と詠んだ。

 講座後の二人は着物について「見た目がかっこいい」、「すがすがしい気持ちになる。動きやすい」と満足気に話す。一方、川柳などについては「決まった文字数の中に言葉を入れるのは難しい」と苦戦した様子だった。授業を担当した吉田真理愛夏(まりあな)教諭は「文字を書く習慣がない子が多いので、川柳などを題材に短冊に書いてもらった。『難しいけどできた』という気持ちを味わってほしい」と取り組みの意図を話している。

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