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公開日:2012.08.02

「原発被災地のペット救え」
西区市民らが支援開始

  • 浪江町での給餌活動(上)と保護された猫(下)池田千代子さん提供

 福島第一原発の事故による立ち入り禁止区域に取り残されたペットの保護活動を行っているボランティア「ジャパンキャットネットワーク」(JCN)。西区の市民グループが、同団体の支援を始めた。活動は少しずつ広がりを見せている。



 JCNは代表のスーザン・ロバーツさんらが中心となり、浪江町などに取り残されたペットを保護する活動を行っているボランティア。怪我や病気があった猫や犬を猪苗代市に設けた「シェルター」で飼育し、新しい里親を募集している。また立ち入り禁止区域を定期的に訪れ、取り残されたままのペットのための給餌を行っている。



 西区で同団体の支援を行っているのが「宮ヶ谷地区地域猫の会」のメンバーら。同会は地域に住み着いた猫の給餌や排泄物処理を通じて、地域における野良猫トラブルの解消を目指した活動を行っている。



 JCN支援のきっかけは、同会メンバーの岩田利子さんが、雑誌で同団体の活動を知ったこと。岩田さんがメンバーにカンパを呼びかけるとすぐに1万円以上が集まり、4月にJCNの猪苗代シェルターにペットフードやペット用品を送った。その後も同会では月1回のペースで用品を送り続けている。また関内の猫カフェに依頼してJCN支援のための募金箱を設置した。



8日に報告会



 さらにメンバーの池田千代子さんと夫の和彦さんは現地を訪問。8月8日にはてっぺん山会館(保土ケ谷区鎌谷町151)で報告会も開催する(午後1時から)。



 「ここにある命は何もしなければ確実に失われてしまう。小さい力だが何かできれば」と池田さん。今後も必要な品の送付や募金などの支援を続けていく、という。同会への問い合わせは岩田さん【電話】045・312・3908、JCNの活動は同会のブログ【URL】http://japancatnetwork.blog.fc2.com/blog-entry-41.htmlなどで。

 

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