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公開日:2015.03.19

中区役所別館がオープン
18日から段階的に運用

  • 本館(右)と並ぶ別館

 中区役所の隣にこのほど、区役所別館がオープンした。3月18日から一部運用開始となり、5月の大型連休にかけて段階的に移転が進む。本館の福祉保健課と、分庁舎(山下町)にある健診・予防接種センター機能が集約されることで、利用者の利便性向上が期待される。

 オープンした別館は、1928(昭和3)年築の旧神奈川労働基準局の建物。2013年11月には、市の歴史的建造物に認定されている。2月に耐震工事が完了し、管轄する市民局から中区に引き渡された。

 建物は、鉄筋コンクリート造で地上4階、地下1階。建築面積は約660平方メートル、延床面積約3280平方メートル。今回の改修工事により、外観は歴史的建造物の風情を残しつつ、館内は空調など設備を一新している。

 4階には隣の本館から福祉保健課と、本館から約3Km離れている分庁舎から生活衛生課が移転予定。2、3階には分庁舎から健診・予防接種センター機能がが、1階には関内駅前のセルテに仮移転していた区民活動センターと国際交流ラウンジが戻る。

 区民活動センターは、移転第1号として18日から運用開始。22日には「お披露目イベント」が正午から午後3時まで行われる。

 そのほかの運用開始時期は、福祉保健課が3月23日から、健診・予防接種センター機能と生活衛生課は5月7日からを予定。本館1階にあった喫茶スペースも4月15日に移転する。

 現在、福祉保健課が入っている本館5階は、移転後、同フロアの高齢・障害支援課とこども家庭支援課が使用する。分庁舎は文化観光局に移管される。

福祉保健機能を集約

 これまで、健康相談や乳幼児の食生活相談などの窓口は本館、がん検診や予防接種などは分庁舎で行っており、福祉保健関連の機能が分散していた。今回の別館開設により、これらの機能が集約される。また、食品関連の営業申請や免許業務の窓口である生活衛生課も分庁舎から移転する。

 福祉保健課では「相談窓口と健診場所が一体化することで、区民にとって利便性が向上するのでは」と期待感を示した。

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