耐震性の問題で2011年に閉館した西区の浅間コミュニティハウスが9月26日、跡地に再オープンする。同館オープンに伴い、図書の暫定施設として運営されてきた「にこまちコミュニティ文庫」は7月24日で閉館した。現在、図書の移動準備などが進んでいる。
跡地には高齢者向け賃貸住宅を中心とした地上10階建ての「グランドマスト横浜浅間町」が整備された。
閉館後、コミュニティハウスの再建を願う地域住民を中心とした跡地利用検討会などで議論が重ねられ、市有地売却の際には横浜市が民間事業者と公募前に対話を行い、地域の課題解決を図る「課題解決型公募手法」を採用。高齢者向け賃貸住宅やコミュニティハウスのほか、地域交流スペースの設置などを計画に盛り込んだ、積和不動産(株)=東京都渋谷区=が選ばれた。
浅間コミュニティハウスはその2階部分に入る形で、床面積306・66平方メートルに蔵書数約2万8千冊の図書室や会議室、学習室のほか、地域活動ギャラリーとしても活用されるロビーが整備される。オープンに伴い、閉館前に同館から区内の他施設に移動して保管されていた蔵書のほとんどが戻ることになる。運営は、市から指定管理を受ける西区区民利用施設協会が担当。9月26日のオープンに向け、準備が進んでいる。
にこまち文庫が閉館
浅間コミュニティハウスのオープンを受け、暫定の図書施設として運営されてきた岡野2丁目の「にこまちコミュニティ文庫」は7月24日をもって閉館した。同館を5年間に渡り運営してきたスタッフの河原靖子さんは「こじんまりとしたスペースながら、多くの地域の方々にお越し頂きました。これからはまた浅間でよろしくお願いします」と話していた。
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