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夏祭りを多言語チラシで 外国につながる若者が翻訳

社会

掲載号:2018年8月2日号

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7月27日にはボランティアが浴衣姿で夏祭りに参加
7月27日にはボランティアが浴衣姿で夏祭りに参加

 中区の山下町・新山下・元町の夏祭りを中国語と英語でPR―。そんな取り組みが初めて行われた。中区などに住む外国につながる若者が日本語のチラシ原稿翻訳に挑戦、地域に関心を持つきっかけにもなっている。

 チラシの翻訳は、中区役所別館1階にある「なか国際交流ラウンジ」が主体となって実施する中区多文化共生ボランティアによるもの。

 自治会町内会のイベントをはじめ、地域の防災訓練、住民説明会などに通訳者を派遣、または自治会町内会の紹介・チラシの翻訳支援を請け負う。昨年度までは有償だったが、中区が「多文化共生」推進を強化するため、今年度から予算がつき、無料となった。

 このボランティアは、6月に地区連合町内会および自治会町内会をはじめ、地域防災拠点運営委員会、地域社会福祉協議会などで周知。その効果もあり、まずは地域の夏祭りを外国につながる住民らに知ってもらおうと、依頼が舞い込んだ。今回の夏祭りのほかに、ラジオ体操の周知など2団体から依頼がきているという。

 ボランティアには約170人の登録があり20歳以上が中心だが、今回のチラシ翻訳にあたっては、外国につながりのある高校生と大学生が担当。サポートする国際交流ラウンジの中村暁晶館長は「地域に関心を持ってもらうためにも若い人たちにお願いした」と話す。

 翻訳を担当したみなと総合高校1年、プリフィカション・サマンサ・サンティアゴさん(15)=中区在住=は「漢字の意味が分からず難しかった。英語にしてくれてありがとうと思ってくれる人に届けば」と話していた。

 ごみの分別など生活に関わる情報を外国語で表記することについて、中村館長は「自分たちが歓迎されていると感じる」と、そのメリットを指摘。中区の担当者は日本社会の少子高齢が進むなかで、外国につながる若者たちの社会参画はますます重要と説明し、「多文化共生のためにも、地道な活動を続けていきたい」と話していた。

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