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羽沢西部に新交流拠点 地域と外部をつなぐ

社会

掲載号:2020年1月16日号

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開設を機に開かれたトークイベント。地域住民をはじめ大学教授や大学院生なども集った
開設を機に開かれたトークイベント。地域住民をはじめ大学教授や大学院生なども集った

 多文化共生の地域コミュニティづくりを掲げる任意団体「野毛坂グローカル」(奥井利幸代表)の新拠点が12月14日、野毛山動物園入口近くに開設された。同団体は、地域の自治会などと連携しつつ、新拠点に外部から講師を招くなどしてより良い地域づくりをめざす。

 開設当日は、拠点がある西区羽沢西部自治会や第4地区社会福祉協議会の役員をはじめ、多文化共生を専門分野とする大学教授、まちづくりを研究する大学院生などが集まり、それぞれの活動内容を発表して互いに理解を深めた。

 新拠点は、西区西戸部町1丁目の住宅街にある約35平方メートルの事務所仕様の賃貸物件。最大で10人ほどが集うことができ、野毛坂グローカルの事務所を兼ねている。

 同団体は、国際協力機構(JICA)の一員として活動していた奥井利幸さん(58)が、帰国を機に2016年に設立。奥井さんはタイやミャンマーを中心に農村支援などによる地域活性化や障害者支援、人身取引被害者の保護能力向上支援などに関わってきた地域開発プロジェクトの専門家だ。帰国後もタイの自治体幹部向けに日本の高齢者福祉政策を紹介する研修など国際協力・交流事業などを手掛けている。

 会員は、地域活性化のNPO団体メンバーやまちづくりを研究する大学院生、青年海外協力隊のOB、また地元住民などさまざまな属性の約70人からなる。今後、新拠点では海外で支援活動などに携わる専門家などを講師とした学習会開催などを検討している。

地域の資源に

 奥井さんは、拠点近隣に住んでおり、住居および拠点が位置する西区羽沢西部自治会の会員でもある。

 同自治会の川島明弘会長(56)は、野毛坂グローカルの活動について「地域活性化にもなるので支援していきたい」と話す。川村美江副会長(50)は「地域資源が乏しくなってしまった羽沢西部において、拠点開設は外部にここをPRするチャンス」と評価する。奥井さんは「SNSなどで発信する野毛坂の活動を通して、自治会町内会を知るきっかけにもなれば」と期待する。
 

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