山手警察署(八矢洋一署長)は6月18日、ラジオ放送を行う(株)横浜マリンエフエム(笹原延介代表取締役)=中区本牧町=と地域安全に向けた防犯に関わる情報発信を行うことで協定を結んだ。
同社は、中区を中心に西区や南区、磯子区の一部に地域情報を発信する「マリンFM(86・1MHz)」を昨年8月26日に開局。新型コロナウイルス感染防止対策で地元の小中学校が休校となるなか、その学校の教員が出演し、児童・生徒にメッセージを届けるなど地域に密着した内容を放送している。
山手署によると、同署管内で昨年46件、約1億円の詐欺被害があった。協定は、山手署から特殊詐欺の被害状況や犯行の手口をはじめ、交通安全の啓発など最新の防犯情報を同局に提供し、同局が番組の入れ替わるタイミングなどで情報発信することで連携するもの。5月に山手署が提案し協定締結に至った。
八矢署長は「特殊詐欺の電話は、手口を日々すり替えながら常に発信されている。地元ラジオ局と連携することで最新の防犯情報を広く発信し、被害を未然に防ぎたい」と連携に期待する。
締結式に出席した笹原代表は「地域情報を発信する放送局として、地域の防犯活動に貢献していきたい」と話した。
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