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中区・西区版 公開:2020年9月3日 エリアトップへ

不老町の「文体」 58年の歴史に幕 五輪のバレー会場にも

社会

公開:2020年9月3日

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 「文体」の愛称で親しまれてきた横浜文化体育館=中区不老町2の7=が9月6日をもって閉館する。1964年の東京五輪をはじめ卓球・体操・レスリング・プロレスでは数多くの大会が開かれるなど、58年間で延べ2700万人以上が利用した。

 現在の建物は取り壊され、跡地には7月に開館した横浜武道館(サブアリーナ)と対をなすメインアリーナが2024年に新築される予定だ。

 文体は1962年5月11日に開館。同23日には力道山の試合が開かれている。64年には東京五輪のバスケットボール横浜予選大会、バレーボールでは本大会の会場となった。また84年までは横浜市の成人式会場として、また中学・高校・大学などの体育祭や卒業式などの学校行事の会場としても利用されてきた。コンサート会場としても活用され、美空ひばり、石原裕次郎、小田和正、ゆず、海外からはクイーンやボン・ジョヴィなど410超のアーティストが公演している。

老朽化や多様なニーズ

 閉館は、施設の老朽化や様々なニーズに対応した施設整備の要望を受けてのもの。市は文体の建替えを関内・関外地域の回遊性を高めるプロジェクトに位置付けている。

 文体では閉館に向け写真やイラスト、エピソードなど「思い出」を募集した。10代から80代までの幅広い世代から118件の応募があり、その内容は文体のウェブサイトで公開されている。

 最後の館長となった宮田豊さんは「中区のランドマークとして愛されてきたことにお礼を言いたい。建物はなくなるが記憶に残しておいてほしい」と話していた。

 文体が位置する中区埋地地区連合町内会の阿部倫三会長は「東京五輪ではバレーやバスケの試合を観に行った。聖火リレーも懐かしい」と思い出のある文体閉館を惜しんでいた。

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