旧正月にあたる春節を迎えた横浜中華街では、コロナ禍で多くの催しが中止となるなか、中華の初詣や春節の料理、また、中華街内の山下町公園で初開催されている「ランタンオブジェパビリオン」の動画を配信している。
横浜中華街の事業者からなる横浜中華街発展会協同組合(高橋伸昌理事長)による取り組みで、発展会の公式ウェブサイトの春節ページから見ることができる。
初詣の動画では高橋理事長と昨年の春節実行委員長で同発展会理事の馬双喜さんが媽祖廟を、また今年の実行委員長で同発展会副理事長の陣恵さんを含めた3人で関帝廟を訪れ、その内容を解説。それぞれが伝統的な衣装を着て参拝している。春節の料理を紹介する動画では陣さんをはじめ、これまでの春節実行委員長の3人が料理を前に、そのいわれなどを紹介している。
ランタンで幻想的
2月12日から山下町公園で始まったランタンオブジェパビリオンは、『西遊記』の物語に合わせた5種類の作品が並ぶ。中には高さ5mにおよぶものも。時間(午後4時〜8時)になると明かりがともされ、幻想的な空間を演出する。2月26日まで。
写真展も
横浜出身の写真家、薬袋勝代さんによる「春節写真展」が、インフォメーションセンター「China Town80」で開催されている。リニューアルオープンしたばかりの同所で、プロジェクターから投影された懐かしい横浜中華街の春節の様子を見ることができる。
「できることを」
高橋理事長の新年のあいさつも動画で配信(同発展会ウェブサイトのインフォメーション欄に掲示)されている。高橋理事長は、コロナ禍でほとんどの春節行事が中止となったなかで、写真展やランタンオブジェ、またそれらの動画配信など、できることに取り組んでいることを説明。「心の中で横浜中華街にどうか寄り添っていただき、応援してくださいますよう、心からお願いいたします」と呼びかけている。
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