みなとみらい(MM)21地区で電動キックボードシェアリングサービスの実証実験が本日10月21日から始まる。MM21地区内の回遊性を高める交通ネットワークの充実などを目的とした実証実験で、横浜市と(一社)横浜みなとみらい21(YMM)、(株)Luupの3者が連携して実施する。22年3月末まで。
回遊性向上に
電動キックボ―ドは、MM21地区内に設置されたポート(停留所)から乗車し、行先近くの指定したポートに返却できるシェアリングサービス。活用するには、専用のスマートフォンアプリ「Luup」をダウンロードし、会員登録や免許証登録、走行ルールの確認テストの合格が必要だ。初乗り10分110円でそれ以降1分ごとに16・5円が加算される。
主要ポートの候補地としては、横浜ランドマークタワーやマークイズみなとみらい、新高島駅付近などを予定しており、順次拡大する予定。利用は同アプリから予約が必要。車道に加え普通自動車専用通行帯、自転車道などで走行が可能。道路交通法では、小型特殊自動車の扱いとなり、最高速度は、15Kmまで。
この実証実験は、YMMやMM21地区内の企業からなる「MM21地区ビジネスエコシステム形成プログラム実行委員会」が進める事業の一環。東京都などでマイクロモビリティのシェアリング事業を展開するLuupが2019年度に公募事業に応募し、審査を通過したことで地区全体での実証実験へ発展した。今まで、同事業で14件の採択があったが、この規模で実証実験を行うのは初。市の担当者は「多様な交通手段を検討し、MM21地区内の回遊性を高めることに繋がる実証実験となれば」と期待する。
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