障害者が作成したカレンダーを展示・販売する「小さな手仕事師たちのカレンダー展」が、西区浜松町の福祉施設で行われている。主催する西区戸部町の出版社が全国の作業所や工房から選りすぐりの作品を集めた。
このカレンダー展は今年で5回目。現在開催中の「生活創造空間にし」と、13日からは西区平沼に7月開所の生活介護事業所「&COCO」のギャラリーでも始まる。
主催するのは社会科学・人文科学専門書の出版社、(株)世織書房=西区戸部町。編集者が全国各地の作業所や工房で手掛けているカレンダーを調べ上げ、絵や手すき紙、版画、手書き文字など作り手の意思が強く表れている作品を選んだ。出展は東京や神奈川、埼玉などの関東圏をはじめ札幌や福岡、山口、滋賀などの14団体23種類におよぶ。価格は500円〜2300円。
同社は出版業のほかに、障害者をスタッフとして受け入れている珈琲工場などを運営。障害者の社会参画の一環としてカレンダー展を企画した。そこで、以前から知り合いだった生活創造空間にしの前所長、渡辺幹夫さんに相談し、開催に至った。渡辺さんは「何か応援できることがあればと思った」と当時を振り返った。
担当する同社の門松貴子さんは「ハンディがある人が作ったというだけでなく、こだわりがある作品を選んだ」と思いを語る。初開催の&COCOの小菅敏朗所長は「カレンダー販売の時期としては遅いですが、しっかり販売もします」と笑顔で話していた。
会期は、生活創造〜が1月12日まで。&COCOは同11日まで。いずれも12月29日〜1月3日は休み。同展に関する問い合わせは世織書房【電話】045・317・3176。
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