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地元3社 裏方道具「活字」を製品化 新たな価値で活版業界守る

文化

掲載号:2022年3月17日号

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 消えゆく活版印刷業界を守ろうと、中区を拠点に活動する「活版活字プロジェクト・字心(じごころ)」が、金属活字を使った万年カレンダーを製品化した。5月15日までクラウドファンディング(CF)を通して支援を呼びかけている。

 活版印刷は、金属活字と呼ばれる字型を1個ずつ組み合わせて1枚の版にしたものに、インクをなじませ印刷する凸版印刷の一種。今回CFに挑戦する字心は、活版印刷を支える金属活字の鋳造メーカー(株)築地活字(平工希一社長)=南区=と中区にある広告会社の(株)アーリークロス(落合雄社長)、出版社の(株)なまためプリント(生天目真社長)の3社で活動。この伝統技術を後世に残そうと、ワークショップや活版技術を用いた商品開発を展開してきた。

 築地活字は1919年中区南太田町(当時)で創業。現在は南区吉野町に鋳造所を構え、創業103年を迎える老舗だ。活版印刷自体は紙に凹凸ができる独特の風合いが好まれ、便箋や名刺などで一部人気が出ているが、こだわったデザイン表現に適した樹脂版や亜鉛版を使用する手法が採用されることが多く、金属活字自体の受注にはつながっていないのが現状だという。同社の売上を支えてきた名刺制作も、コロナ禍で激減。苦境に立たされる中、「金属活字そのものを活用した商品で販路を見出そう」と考えたアーリークロスの落合社長(44)のアイデアで、万年カレンダーの制作が実現した。

アナログを楽しむ

 万年カレンダーは『KARAKURI』と名付け、曜日や日付部分に築地活字で鋳造した金属活字を活用。活版印刷の醍醐味である活字を入れ替える「組版」作業が楽しめるほか、印刷用に左右を反転した鏡文字をあえてそのまま使うなど活字の特性を生かした。木枠は職人による手作りで、インテリア性の高い仕上がりになっている。「通常は裏方道具の金属活字が表舞台に出た製品。活版活字業界を応援していただきながら、アナログ感を楽しんでもらえたら」と平工社長(62)。

 同商品はCF通し、3万円の寄付の返礼品として届けられる。詳細はhttps://camp-fire.jp/projects/view/558828へ。

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