国内最大規模のミスコンと言われる「ベスト・オブ・ミス」の神奈川大会が3月に横浜ランドマークホールで開かれ、中区本牧在住の藤野佳乃さん(21)が「レディ・ユニバース・ジャパン2022」の神奈川県代表に選ばれた。9月に行われる全国大会へ向けて、美を追求する藤野さんに話を聞いた。
ベスト・オブ・ミスは、各地区で「ミス・ユニバースジャパン」「レディ・ユニバースジャパン」「ミス・ユニバーシティ」の3つの大会に出場する女性を決める地方代表選考会。
今年は200人弱の応募の中から、ファイナリスト14人を選出。水着やドレスでのウォーキング、ダンスなどの審査を経て3人が県代表に選ばれた。
藤野さんは健康的な美と、充実したライフスタイルをコンセプトとするレディ・ユニバース部門に出場する。9月の日本大会で代表に選ばれると、その後、世界大会へ進む。
コンプレックス乗り越え
藤野さんは、片方の目の視線が合わない障害があり「目にコンプレックスがある」。そのため元々、人前に出ることや写真を撮られることも好まなかったが、中学生の頃から海外モデルの美しい姿に、憧れを抱くようになった。
転機は19歳の時、オーストラリアへの留学中、ファストフード店の店員に「あなたの目はすごいきれいね」と声を掛けられたこと。その言葉が自信となり、「自分の殻を破りたい」と、モデルのオーディションを受けるようになった。
3月の神奈川県大会を振り返り「県代表に選ばれて自分の自信にもなったし、何より、目の事を気にしていた母が、泣いて喜んでくれたことが、うれしかった」と話す。
温かい応援を力に
本牧で生まれ育った藤野さん。間門小、本牧中と進学した。中学生の時はハンドボール部に所属し、毎日活動に励み、高校生の時はアルバイトを4つ掛け持ちするなど活動的。そんな明るい藤野さんの周りには、たくさんの仲間がいる。
今大会にも家族や親戚、地元の友人ら計20人以上が駆け付け、誰よりもたくさんの応援があったという。「温かい応援のおかげで、自然と笑顔になれた。自分を信じ続け、コンプレックスや何か困難なことがあっても、努力をすれば活躍できるという事を発信していきたい」と笑顔で話した。
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