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公開日:2024.09.26
伊勢佐木署・戸部署・南署・加賀町署・山手署・横浜水上署 警察防犯特集
特殊詐欺被害件数減、被害額は増加
県内被害7月末で30億円に迫る
特殊詐欺の被害額が、昨年に引き続き増加傾向にある。神奈川県警察のウェブサイトによると、今年7月末現在、県内の認知件数は1002件と前年同期比で164件減っているものの、被害額は4億7000万円増の約28億5300万円となっている。特殊詐欺の主な手口の認知件数が軒並み減っている中、特に件数の増加が目立ったのは「預貯金詐欺」で231件増だった。※今年の数値は暫定値
「オレオレ」が6割
今年7月末のデータで県内の手口別の認知状況をみると、オレオレ詐欺の認知件数は344件、被害額は17億100万円。特殊詐欺の被害総額の約6割を占める。
だましの手口には「かばん等の紛失」「使い込み」「会社トラブル」「債権・保証人等」「痴漢・わいせつ行為」「妊娠・中絶費用等」「交通事故示談金」など。息子や孫、夫などを装い、差し迫った状況で現金を要求してくる。
件数の増加が目立っているのは、暗証番号を聞き出しキャッシュカードをだまし取る預貯金詐欺だ。前年同期比で認知件数・被害額ともに増加し、377件・約4億4400万円が確認されており、オレオレに次ぐ被害となった。
その他の主な手口には還付金詐欺や架空料金請求詐欺、キャッシュカード詐欺盗、融資保証金詐欺などがある。
9割占める60歳以上
年齢層では、60歳以上が被害者全体の9割超を占める。このうち、78・6%が女性の被害者になっている。
発生は、月曜日から金曜日までの平日が約93%。また、時間帯をみると午前11時から午後5時までの間に約68%が発生しており、犯人は家族などの同居人などが留守になりやすい曜日や時間帯を狙っていることが推測される。
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