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公開日:2025.12.25

メルパルク横浜跡地
まちの新たな交通ハブに
賑わい・交流空間が誕生

  • 芝生ひろば=提供

約100台の移動サービス

 横浜都心臨海部の新たなにぎわい・交流空間「JP BAYSIDE HUB」=中区山下町=がこのほど、ホテル・メルパルク横浜跡地の一部(約1000平方メートル)を活用して誕生した。この土地を所有する日本郵政不動産(株)が(一社)Park Line推進協議会と協力して整備を行い、11月から運営している。

 同空間は、電気自動車や電動アシスト自転車、電動キックボードなど約100台のシェアリング移動サービスを設置する環境を整備した。横浜市の「山下公園通り周辺地区まちづくりビジョン」が示した横浜駅周辺エリアから元町・山手エリアまでの回遊性向上に寄与する拠点を目指す。

 多様な移動サービスのなかで、時速6Km以下で走行する次世代の歩行領域モビリティ「C+walk T」も休日を中心に展開。山下公園内も走行できる。

 横浜マリンタワーに隣接する空間には、トレーラーハウスカフェを設置。室内をはじめ、半室内、テラス席を設け、季節に合わせて楽しめる作りとした。ネット環境も整備しており、観光やビジネスなど多様な目的で利用できる。また、芝生ひろばも設けた。横浜都心臨海部最大規模のシェアリング移動サービス拠点に、賑わいと交流機能を持ち合わせた空間は全国的にも珍しい。

 同空間の整備に協力した(一社)Park Line推進協議会は、大成建設(株)とパシフィックコンサルタンツ(株)を代表法人に全10社で構成されている。公共空間を民間企業のマネジメントで整備し、持続的な地域価値向上を目指す中間支援組織で昨年12月に一般社団法人化し、横浜市内をはじめ、全国10都市16エリアで共創事業を展開する。同協議会の前田賢治事務局長は「横浜の観光は、来街者の観光周遊箇所数が少なく滞在時間が短いことが課題。横浜都心臨海部を気軽に移動できる環境を整備したことで、回遊性の向上やにぎわい創出に寄与できれば」と話した。

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