市が優れた技能職者に称号を与える「横浜マイスター」の選考結果が9月26日に発表され、井土ヶ谷上町在住の家具職人で、中区新山下にある「蓮華草元町工房」代表の内田勝人さん(54)=人物風土記で紹介=が選ばれた。
横浜マイスターは1996年から始まった制度。優れた技能職者を「専門技術を身につけた職人」として選定し、技術の普及、継承を行っていくもの。これまでに美容師や木工塗装士、調理師など45人が選ばれている。南区からは市内最多の9人にマイスターの称号が与えられており、内田さんは10人目。
横浜開港とともに元町付近に住んだ西洋人が持ち込んだ家具が基礎になった「横浜家具」を作り続ける内田さん。27歳で職人になり、高い技術と仕事の早さが評価されている。
開港記念会館や山手カトリック教会などの家具製作、修復に携わってきた。また、6年前から職人を育成する講習会を開く。内田さんは「技術を子どもや地域に伝えたい」と、後継者の育成にも力を入れていく。
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