市立井土ヶ谷小学校(伊藤雅代校長)で11月1日、生活科と理科の授業研究会が開かれ、市内外の教諭や研究者が授業を見学した。
同校は2004年度から生活科と理科の授業研究に重点を置き、自然との出会いを重視した授業を展開。「『問い続け、学び続ける』子どもの育成」をテーマに、自分で問いを持ち、納得いく答えにたどり着くまで問いと学びを続ける子どもを育てる授業を実践している。
学校全体で計画的に研究に取り組んでいることが評価され、7月には公益財団法人日産財団が創立する「理科教育賞」を受賞した。
研究会では、各クラスが取り組んできた授業が公開された。6年4組は、てこの利用に着目。洗濯ばさみやハサミなど、生活道具を通して、てこの規則性を学んできた。当日は紙を挟む時などに用いるターンクリップの持ち手の長さによって、クリップを開く力がどのように変化するかを実験で確認。児童は「持ち手が長い方が小さい力でクリップが開く」と支点と力点の関係を見出していた。
「学びが喜びに」
授業研究を続けてきたことについて伊藤校長は「児童はみんなと学ぶことを喜びと感じるようになった」と話し、「1年生から研究を続けてきたからこそ、育つものは大きい」と継続の重要性を強調。理科の授業を通して得られた達成感が、ほかの教科の学習や学校生活全般に広がり、良い影響が出ているとした。
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