中村町にある市水道局の事務所の建て替え工事が終了し、4月1日に6つの部署が集まる「中村ウォータープラザ」としてリニューアルオープンした。
旧事務所は3つの棟からなり、うち2つは1967年に竣工。40年以上が経過して建物が耐震基準を満たしていないことなどから、2010年に建て替えが決定。13年から建設工事が始まった。
旧事務所を解体し、以前は駐車場があった敷地の東側スペースに新事務所を立てた。建物は4階建で、延床面積は4265平方メートル。敷地の西側には今後、給水設備などが整備される予定。
旧事務所には水道管の維持管理を行う「中部第一給水維持課」と老朽管改良工事の設計をする「中部工事課」などがあり、約150人が働いていた。建て替えに伴い、保土ケ谷区にあった「中部第二給水維持課」が昨年12月、同所に移転。水道使用などの業務を行う「西・保土ケ谷地域」と「中・南地域」のサービスセンターも2月に移転され、職員は250人に拡大。5月には磯子区の「南部工事課」が同所に移転する。
災害時の応援受け入れ
部署がまとまり、水道管破損などの被害が発生した場合は事務作業の効率化が図れるという。同局職員は「各地域の情報を共有しやすい。被害が大きい場所に多くの職員を配備するなどの対応が可能」と話す。
また、同所は大規模災害が発生して横浜以外の都市から応援が必要になった場合、人員の受け入れ拠点の機能を持つ。同局職員は「防災活動拠点としても認知していただくことが大切」と話し、今後は防災訓練など、敷地を利用したさまざまな取り組みを検討している。
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