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南区 社会

公開日:2017.10.12

弘明寺商店街
空き店舗に子どもの歓声
不動産会社、学生と初企画

  • 空き店舗内で布に絵を描く子ども

 弘明寺商店街にある空き店舗を使い、まちの魅力を再発見、発信する初の企画「One Day Open!!」が10月7日に行われた。

 同商店街内の不動産会社「泰有社」に建築設計を行う「オンデザインパートナーズ」と神奈川大学工学部建築学科の山家京子研究室が協力。空き店舗が多くなってきた商店街の良さを再発見してもらい、魅力を発信しようと企画した。

 泰有社が所有する2カ所の空き店舗を会場にした。商店街中央の観音橋そばにある「水谷マンション」1階では、弘明寺周辺のおすすめの場所を地図上に示してもらう企画や「インスタグラム」に投稿された弘明寺関係の写真を展示するスペースが設けられた。弘明寺観音そばにある「GM2ビル」の2、3階では子どもを対象に、布に自由に絵を描いてもらった。

 買い物途中に訪れた女性は「最近、商店街の店舗が少なくなってきたと感じていた。弘明寺はいい場所なので、もっと良さを知ってほしい」と話し、学生に30年以上前の商店街の様子を話していた。

 神大の山家京子教授は「みなさんが弘明寺を大切にしている気持ちが伝わってきた」と話し、泰有社の水谷浩士社長も「子どもの参加が多かった」と喜んだ。

 商店街の男性店主は「大学生がもっと自由な発想で商店街を盛り上げてほしい」と語り、今後の展開に期待した。

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