空き家の現状や活用例を学び、住みやすい地域づくりやビジネスにつなげようという講座が4月12日、井土ヶ谷下町の地域交流拠点「井土ヶ谷アーバンデザインセンター」で行われ、約30人が集まった。
地域課題の解決を目指し、同センターの管理・運営を行う住宅リフォーム会社「太陽住建」などが取り組む「リビングラボ」の企画。空き家が社会問題化する中、実践者の話を聞こうと開かれた。
横須賀で空き家再生事業を手掛ける近藤威志さんは自身の活動を紹介した上で「空き家を使えば、世代、文化を超えて、意図的に人と人との関わりを生むことができる」と話し、活用の仕方によっては、空き家が地域のコミュニティ機能を果たす可能性を示した。また、「人口減少、空き家増加が進んでいる横須賀と同じように、崖地の住宅が多い横浜の臨海部でも、今後、横須賀のような状況になることも考えるべき」と話した。
同社の河原勇輝社長は「最近、空き家に関する問い合わせが増えている。通常はコミュニティの場として使い、災害時は電気が途絶えない小さな防災拠点として空き家を活用することも考えたい」と展望を語った。
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