南区版 掲載号:2018年5月3日号
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スポーツクライミング 南区高校生が県1・2位 Y校・清陵生 国体へ前進

スポーツ

表彰台に上がる伊藤君(中央)と天笠君(左)(県山岳連盟提供)
表彰台に上がる伊藤君(中央)と天笠君(左)(県山岳連盟提供)
 市立横浜商業高校2年生の伊藤寛太朗君と県立横浜清陵高校3年生の天笠颯太君が4月15日に秦野市で行われた県山岳連盟主催のスポーツクライミング大会「クライミングコンペ・オール神奈川2018」で優勝、準優勝を果たした。「良きライバル」という南区の高校生2人は今後、秋に行われる国民体育大会出場を目指す。

 2人が優勝、準優勝したのは、スポーツクライミングの中の「リード」という種目。命綱を架け替えながら、高さ15mの壁に付けられた「ホールド」と呼ばれる場所に手足をかけて登り、どこまで登れるかを競う。「ハリボテ」と言われる岩肌に見立てた断面もあり、目標までどのように登るかを見極める能力も必要とされる。

 伊藤君らが出場したのは、クライミングの上級者が出場するエキスパート部門。社会人、大学生を含む14人がエントリーした。同大会と5月13日に鶴見区である大会が国体出場者を決める選考会になっており、県代表の座を目指す選手にとっては重要な大会だった。

 最初に登場した伊藤君は、着実に壁を登ったものの、ゴール直前まで行って落下した。5番目に出場した天笠君は、持ち味であるテンポの速い登りで進んだが、伊藤君が落下した地点の一歩手前で力尽きた。ほかの選手は大きなハリボテに苦戦。結果、伊藤君が優勝し、僅差で天笠君が準優勝となった。

良きライバル

 伊藤君は3月の全日本ユース選手権で優勝。ホールドが極限まで難しく設定された高さ約4mの壁を制限時間内に登る「ボルダリング」の種目では、4月上旬に広島であった国際大会にも出場して経験を積んでいる。

 準優勝だった天笠君は昨年の神奈川県代表。8年前からクライミングを始めた。1学年下の伊藤君を「良きライバル」と評する。学年によって部門が分かれることが多いため、県内の大会でしか競い合うことがないという。しかし、一緒に練習をしたり、互いに壁をどう登るかアドバイスすることもある。

 大会を振り返り、「優勝を狙っていたので準優勝の結果は悔しかった。国体出場へ向けて、5月の大会も頑張りたい」と語る。今後もクライミングを続け「世界中に知られるクライマーになりたい」と目標を話した。

 スポーツクライミングは2020年の東京五輪で新種目に採用された。「リード」「ボルダリング」に登る速さを競う「スピード」を加えた3種目を複合した競技となる。

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