南区 社会
公開日:2018.07.26
運転手3人が溺者救助
走行中に男性発見で連携
堀割川に転落した男性を発見し、救助につなげたとして、3人のタンクローリー運転手に対し、7月19日、南消防署が感謝状を贈呈した。
5月18日の午前5時30分ごろ、睦町2丁目の国道16号線を磯子方面に向けてタンクローリーを運転していたベイトランスポート株式会社の金城常光さんが、川から「バシャバシャ」という音が聞こえたため、車を停車。川を見ると、30代の男性が声を出して救助を求めていた。すぐに携帯電話で110通報(消防司令センターに転送)し、救助を要請。その後に通りかかった平沢運輸株式会社の小川和年さんの車にあったロープ付きの車輪止めを川に投げ入れ、男性につかませた。さらに車で通りかかったセーフティオイルトランスポート株式会社の萩原祐子(さちこ)さんも引き上げに力を貸した。その間に消防隊が到着し、男性は救出された。
異なる会社も顔見知り
3人は荷届け先でよく顔を合わせており、顔なじみだった。金城さんは「男性に『助けるから静かにしていて』と声を掛けて、冷静に対応できた」と振り返った。
3人の息の合った行動に、南消防署の小出健署長は「金城さんが発見していなければ、男性は溺れていたはずで、機転が利いた行動は素晴らしい」と称えた。救出された男性にけがはなかった。
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