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井土ケ谷上一町内会 「防災まち計画」が市認定 会館整備、道幅拡幅へ

社会

掲載号:2019年7月4日号

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町内会館と拡幅を目指す道路
町内会館と拡幅を目指す道路

 井土ケ谷上町第一町内会(佐々木哲夫会長)が進めてきた防災を柱にしたまちづくり計画が6月25日、市から「地域まちづくりプラン」に認定された。同町内会の地域は細い道が多く、大規模災害時に被害拡大が懸念されている。今後、町内会館を災害時の拠点にしたり、細い道の拡幅を進める予定で、災害に強いまちづくりを目指す。

 市の地域まちづくりプラン認定制度は、まちづくり組織が地域の目標や方針など、課題解決に向けた取り組みを住民らの理解を得て計画し、それを市長が認定するもの。認定を受けると、まちづくり組織は、市と連携して事業推進を図るなど、プラン実現へ向けた取り組みを加速できる。これまでに市内で18のプランが認定されており、南区では2010年に認定された「三春の丘まちづくり協議会」の防災まちづくり計画に続いて2件目。

 同町内会の範囲は井土ケ谷小学校周辺から平戸桜木道路を挟んで南中学校手前まで。戦前から市街化が進んだが、昔からの道路基板のまま宅地化が進んだため、細い道が多い。また、木造住宅が密集して建ち並んでおり、大地震や火災の際、家屋の倒壊や延焼の拡大、緊急車両が通行しづらいなど、防災上の課題を抱えている。

 そこで同町内会は14年から防災のまちづくりを組織として進め始めた。住民がまちを歩き、防災上の問題点などを確認するのと同時に、専門家を招いて勉強会を開くなどしてきた。その上で防災マップを作成し、視覚的にどこに危険があるかを分かりやすく住民に伝えてきた。ほかにも、行き止まりになっている道に通り抜け通路を確保したり、スタンドパイプ式の初期消火器具を設置するなど、災害対応力の向上を図ってきた。

5年間でめど

 認定された計画は23年度末までの5年間を第1期とし、8つのプロジェクトを中心に進める。歴史的建造物に認定されている町内会館を災害時の活動拠点として使えるよう整備するほか、現在は幅2〜3mの会館前の道路を4mに拡幅できるよう、まずは対象地域の住民に働きかけていく。

 町内会の佐々木会長は「長い時間がかかるが、安心して末永く暮らせるまちを目指したい」と話す。

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