横浜橋通商店街(高橋一成理事長)に3月末、公衆無線LANサービス「Wi-Fi」の機器が設置され、無料でネット接続がしやすい環境が整えられた。訪日外国人の増加を見込み、市の補助金を活用したもので、商店街側は「誘客につなげたい」としている。
Wi-Fiは無線通信を利用してデータの送受信を行うシステム。スマートフォンなどの端末からWi-Fiを使い、インターネットに接続できる。各携帯電話事業者がキャリア向けのWi-Fiを提供するなど、屋外やコンビエンスストア内でも使える環境が広がっている。また、訪日外国人が観光情報などをスマートフォンで得る際にWi-Fiを利用するケースが増えており、観光地では自治体がWi-Fi環境を整備する動きも増えてきた。
同商店街は増加する外国人観光客の取り込みにWi-Fi設置が有効と考え、市の補助金事業を活用し、設備を設置した。商店街内にWi-Fi機器を取り付け、アーケード内で接続できるようにした。
みなとみらいや横浜駅周辺などの商店街ではすでにWi-Fi設置が進んでいるが、南区の商店街では初めて。高橋一成理事長は「商店街からの情報発信にも役立てたい。今後、大通公園でイベントができるようなことがあれば、それとも結び付けたい」と話し、Wi-Fi設置をきっかけに商店街の良さを伝えようと、さまざまな展開を考えている。南区では弘明寺商店街もWi-Fi設置を進めている。
同商店街は新型コロナウイルス対策として2月下旬から隔週で商店街の通路を消毒する取り組みを続けている。
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