出張買取
思い出の愛機次の持ち主へ
ペンギンカメラ　真心査定でファン増やす

買い取ったカメラを持つ高須賀社長

　自宅にいながら不要なカメラや時計の売却ができる「ペンギンカメラ」＝神奈川区＝の出張買取が人気を集めている。

　年代物から海外製、他店では買取を断られたカメラまで丁寧に鑑定し、次の利用者にも長く愛用してもらおうと万全のメンテナンスを施して販売。三脚やカメラバッグなども査定の対象になる。ベテランスタッフがスピーディーに査定を行い、金額に納得すればその場で現金払いと手間いらずだ。「故人が愛用したカメラや時計の遺品整理で利用される方も多いため、真心を込めて査定させてもらいます」と高須賀社長は話す。

　同店では、対面での売却に抵抗がある人向けの「かんたん買取ボックス」サービスも始めた。自宅に届く宅配キットにカメラなどを詰め、コンビニなどから着払いで送り返すだけと手順は簡単。査定が終わると店から買取金額などの連絡が来るので、同意すれば指定の金融口座に代金が振り込まれる仕組みだ。

　「完全非対面」での買取は、新型コロナウイルスの感染拡大防止にもつながる。高須賀社長は「感染時に重症化しやすい高齢者など、対面に不安を感じている人が気軽に利用できる新たな買取手法として定着すれば」と期待している。

　店舗での査定も感染症対策を施した上で継続。本紙持参で来店すると、査定価格に10％が上乗せされるキャンペーンを７月末まで実施している。

■取材協力／ペンギンカメラ【フリーダイヤル】０１２０・４４４・３６６▽横浜市神奈川区七島町１２７